今週末は、送別会が続きました。
木曜日は、母校の口腔解剖学研究室でお世話になっていたM先生のご紹介でTさんと。
TさんはM先生とは小学校からの同級生で、現在ニューヨークの駐在員として、金融関係の仕事をされています。
もうひと方は日本の大手出版社から研究員としてコロンビア大学にいらしているIさん。
このお二人に送別会を開催して頂きました(御馳走様でした)。
30代、50代と年代もバラバラ、業種も全く異なる三人。
かえって仕事の話、各業界の現状や展望、構造的に抱えている問題等についても気楽に意見交換。
お二人ともクラシック音楽にお詳しく、そのあたりの蘊蓄も含め、気楽で楽しい会となっています。
意外に、Tさんが新卒で勤務したのが金沢で、奥様が石川県出身であったり、
Iさんのお父様は富山大学出身で、お二人とも北陸にご縁もあるようです。
お二人の方が石川県や富山県のことは詳しく、今後は富山や金沢でお会いすることあるかもしれません。
実を言うと、Tさんをご紹介くださったM先生と知り合うことになった母校の研究室には、学位取得のように具体的な目的があった訳ではありません。
本当に何となく、
将来留学を考えているので、臨床の講座でも基礎の講座でも、大学に相談に乗ってくれる指導教官はいないかと。
当時、口腔細菌学講座の教授で学生指導をされていた後藤教授が、解剖の中村教授をご紹介下さいました。
そういった経緯でしたし、
私自身、歯学部卒業直後は、
仕事も出来ない、
働く場所も定まらない
という状況で、毎日生き延びるのにただ必死。
研究をするどころではなく、半年に一度程集まって論文の翻訳をしたり、学生実習のお手伝いをしたり。
どちらかというと、その後の打ち上げや、後日中村教授を囲って研究生全員で大相撲観戦に繰り出したり。
さらには、韓国やハワイの学会でご一緒したり。
私以外の研究生の方々は、皆さんすでに素晴しい臨床家の方ばかりだったので、多くの学びの機会を頂きました。
このように日本にいた時でさえ、考えていた以上の幸運に恵まれました。
さらにまさか、ニューヨークでこうして、出会い、酒を酌み交わすことになるとは、、
Iさんとの出会いは、T先生。
驚くことにそのT先生との出会いは、
昨年の私が主催した年末の留学セミナーに受講生として参加してくれたことがきっかけ。
その後T先生は、ニューヨーク大学の歯学部に見学に来たり。
一緒に渡邊謙主演のミュージカル「王様と私」を鑑賞するなど、仕事を超えた交流が続いています。
今振り返ってみて思うことは、
15年前、口腔解剖学講座に籍を置いていなければ、
1年前、年末に留学セミナーを開催していなければ、
今回こうして3人で集まることもなかったということ。
サイコロは転がしてみないと目が出ない。
人生も同じこと。

もちろん、うまう事が運ぶことばかりではありませんが。

うまくいかないことを恐れる前に、十分リスクに配慮しつつ、

とにかく何でもやってみる。
チャレンジしてみる、行動を起こす。
やってみない始まらない。
そのことを改めて、実感しました。
さすがにこの3人のメンバーで、ニューヨークで熟成肉のステーキを囲むとは、
想像出来ませんでしたが。

金沢、富山、次回は北陸。

旨い肴とお酒で乾杯しましょう。

ところで、今年も年末セミナーもすでに全国から30名以上の参加申込みを頂いております。
今回もどんな出会いがあり、
その出会いがこれからの将来、
どのような化学反応を起こし、
どんな形で繋がっていくのか。
私自身、非常に楽しみにしています。
これからの人生も、
この熟成肉に負けないくらい、
味わい深いものにしたいものです。
院長 白 賢
「お知らせ」
現在、ニューヨーク大学病院に勤務しており日本におりません。
BS歯科富山 インプラントオフィスでの初診、無料相談などは2015年12月より受付を開始致します。