今週末は、USC(南カリフォルニア大学)から来日しているDr.SlavkinとDr.Sekiguchiを囲んで食事会だった。

Dr.Slavkinは、USCの歯学部長、Dr.Sekiguchiは副学部長で前アメリカ歯科医師会会長、とまぁとても偉い先生方なのだが、そこは陽気なカリフォルニア人。

気さくでとってもいい方達だった。

Dr.Slavkinは、ボスである解剖学教室の教授が、留学時にお世話になっていたこともあり、このお二人を昭和大学の30周年記念講演のため、ご招待し来日された。

また7月に自分がロスに行ったとき、Dr.Sekiguchiは、USCを案内してくれ、そのうえディナーまでご馳走してくれて、本当によくして頂いたので、今回はそのお返しということで、研究生を代表して自分が企画したのだ。

会そのものは、日本の歯科医療の現状や、これからの展望など、カタイ話もあったが、彼らからはやはりそういう大局観というかリーダーシップというかそういうものを感じた。

数年のうちに4人に一人が65歳以上になるという時代を迎えて、日本は日本独自の歯科医療を提供していかねばならない。。

決して、アメリカの優れているとかそういう態度は全くないし、やる気のある者には非常に寛容で、チャレンジ精神を評価してくれる。

それは東海岸だろうが、西海岸だろうが関係なく、アメリカ人が持つ精神文化なんだろう。

ボストンやらNYやらに惹かれていた訳だが、USCもやっぱり優秀なスタッフに支えられたいい大学のようだ。

最後に、彼らが強調していたのは、ゴールを明確に設定すること、そして何事も「パッション」を持って取り組むことが大事だということだった。

別に偉くなる気とかはサラサラないが、そういう情熱や、謙虚さはやっぱり忘れてはいけない。

今宵も美味い酒が飲めた。