スタートアップコース5回目のテーマは、総義歯学。とその前に前回のテーマであった支台形成の復習からスタート。
スタートアップコースは、補綴学全般の基礎を全てカバーするプログラム構成となっていて、その内容は北米の専門医課程のそれと遜色ありません。つまり、スタートアップとは名ばかりで、非常に中身の濃いレクチャーとなっています。
しかも、午前中は松浦先生による、これまたハイレベルな歯内療法の講義が、これでもかというくらいエビデンスベースで展開されています。
受講生の方々は、朝から夕方までひっきりなしに続くセミナーで、終了時には疲れ切っていることでしょう。
しかし、補綴学全般を一年間という限られた期間で、システマティックに網羅するには、スピード感を持って詰め込んで行かねば終わりません。
補綴は初回から講義の半分を前回の復習、新しい内容残りの半分で進めています。ですから毎回出席されている方は、少しずつかもしれませんが、補綴臨床とはどういうものか、おぼろげながらに掴めてきたのではないでしょうか。
レクチャーでもお伝えしましたが、何よりも大切なのは、「継続」です。
日曜日1日なくなるのは辛い
体調がたまたまよくない
他の用事が入ってしまった
内容がイマイチわからない
受講料も毎回支払いだし、無駄にならないから今回はスキップするか
などなどやめる理由、中断する理由はいくらでも挙げられるでしょう。でも一年間続けると決めた方は是非続けてください。
エンドと補綴、全て理解できる、身につく、とまでは言いませんが、最も大切な、歯内療法、補綴の全体像、「何を学べば良いのか」に関しては、はっきりとわかってくるでしょう。
なんでもそうですが、トップレベルを目指すか否かに関わらず、実力をつけるためには、ひとつひとつ努力を積み重ねていくしかその先はありません。
次回は5月開催になります。
それまで、ぜひ復習を繰り返してください。