本日は、SEED ベーシックコースの4回目の初日の歯内療法です。前回から恵比寿西シード歯科のクリニック内で開催しています。

福岡で歯内療法専門の根管治療を行うクリニックを開業されているDr松浦による講義。

講義は、乳幼児の歯が痛いという主訴にどう対処したかに関するプレゼンテーションからスタート。

上の歯が痛いという主訴で来院したものの、そこにレントゲンでも触診、打診などの診査結果は正常で、もしかすると関連痛ではないかということで、具体的な診査と治療を進めていくと。。上の歯の痛みの原因は、下の歯の虫歯が原因だったという内容でした。

講義のテーマは、根管洗浄について。

ヒポクロ、クロルヘキシジンなどの薬剤のそれぞれの特徴や、シリンジによる洗浄、ソニック、超音波洗浄などの効果に関するエビデンスなど。専門外の私が聴いていても非常に勉強になる講義でした。

SEEDベーシックコースは、歯内療法と補綴にテーマを絞った年間土日7回(計14回)開催の総合コースです。

歯内療法は1回、補綴は毎回、講義だけでなく実習もあり、各受講生によるプレゼンテーションや抄読会など行うことにより、歯科臨床の基本、ベーシックスキルを高めることを目標にしています。

私は自由診療でないと、実際には使えない知識やスキルでは意味がないと考えています。

保険診療や自由診療などの区分けではなく、診療を行う上で、必ず必要となる知識やスキルの向上を目的としています。

とはいえ、内容は非常に濃く、こなす課題も膨大なため、年間コース参加希望の方には、必ず事前に一度ベーシックコース見学をオススメしています。

もしくは、恵比寿のクリニックの見学もしてもらい、参加を決めるのは本当に自分が目指す診療スタイルに合致しているか、確認してもらってから。

開業医の方もおりますが、ほぼ20代、30代前半の勤務医の先生が中心となっています。

恐らく一年間付いてくるのはかなり大変かと思いますが、これからの長い歯科医師人生、どうせやるならとことんやってみたい、歯科医学の奥深さを味わいたい、自身の臨床に科学的な裏付け、根拠が欲しいという若手歯科医向けのコースと断言できます。