エディー・ジョーンズ氏退任。

凱旋会見の晴れの場で日本のラグビー界が抱える問題点を指摘。このヒトは本当に勝つことしか頭にない。。

Jun Ikushima 最後まで憎まれ役を買って出た、エディー・ジョーンズの「ジャパン愛」(Number Web 10/16/2015) 

エディー氏の続投を望まなかった協会も選手も、これで2019年の日本でのW杯の結果に言い訳が出来なくなった。

「死せる孔明」ではないが、「辞めたエディー、日本ラグビー界を走らす」というところか。

南ア戦の前は、「エディーさんは選手へのリスペクトがない。」等と選手自身、ネガティブな反応が多かったようだが、振り返ってみると、世界レベルで勝つ方法を知り尽くしていたコーチだったと実感しているはず。

「私がやるべきこと6月から7月の間、選手を徹底的に追い込むことだった。」とナンバーの特集号にエディー・ジョーンズ氏がコメントしていたが、強烈な叱責も罵倒も猛練習もすべて計算済みだったというわけだ。

こんなことを言われたら選手は「リスクペクトがない」なんていじけたことを言っていられなくなる。勝つ方法を教えてくれ、勝たせてくれ、成長させてくれたコーチのことが憎いはずがないし、逆に終ってみれば感謝とリスペクトしかないではないか。

実際二度とあんな練習やりたくないとコメントしていた選手達が、あれくらいやらないと世界では勝てない、と態度がポジティブに変わってきているのが興味深い。今回限りで代表を引退をほのめかしていた五郎丸選手もワールドカップで勝つ喜びを知ってしまった以上、間違いないくまたワールドカップを目指すことになるだろう。なんといっても次回開催は日本。気持ちが高ぶらないはずがない。

「勝者のメンタリティー」をしっかり植え付けられた日本代表選手達が進むこれからの「Japan Way」期待したい。