00ユースの時の選手から、名簿を作って、今後定期的に連絡取り合ったり、同窓会を開きたいという相談があったので、早速資料を探してみた。

すると、色んな資料が出てきて懐かしい。

ラクロス界では、新2年生で、有望な選手を選考して集めて、練習会を開き、集中的に育成することで、日本代表の強化につなげようというシステムがある。

そして、一応全国ユース選手権というものもあって、最後の目標はもちろん優勝。

それぞれ違うチームに所属している選手を集めて、コーチ陣で立てた練習計画に基づき、基本的なスキルの大切さ、選抜された選手としての心構え、ラクロスへの取り組み方などを指導していく。

自分の学生生活(2回目)は、まさにこのユース活動にすべて費やされたと言っていいかもしれない。

何を目標に、何を、いつまでにやればいいのか?
人、情報のマネジメントは?
目標達成に必要なのは?
どうすれば人はついてくるのか?リーダーの心構えとは?
どうすれば分かりやすいコーチングが可能なのか?
組織のマネジメントで難しいことって何?大切なことって何?

歯のことなんて、これっぽちも考えず、コーチとして引っ張りこんだ同期や他コーチ陣と深夜に及ぶミーティングを重ねつつ、授業中はひたすらコーチング、リーダーシップ、マネジメント関連を本を読みあさり、常に練習メニューや運営のことばかり考えていた。

ゼロから何かを作りあげる楽しみ、コーチングの奥深さを感じ、チームとして一体となって目標に向いながら、ラクロスというスポーツの魅力をさらに知り、本当に充実した日々だった。
ここで、とある選手の当時のアンケートの回答を抜粋。

~自分のセールポイントを述べてください~

気合、気迫、情熱、工夫。。

一方、当時の活動報告のヘッドコーチ(自分)のコメントには、こう書いてあった。

「今回のこの00ユース活動が成功と言えるかどうかは、今後、日本代表にどれだけ多くの選手を送り込めるかにかかっている。」と。。

活動そのものの効果が、客観的にみて、果たしてあったのかはわかりません。あったという言い切れる自信はあまりない。

もちろん、そういう結果も重要だ。選抜した上で行う活動だから。

でも今となっては、あの時の選手やコーチ陣とこうして繋がっていられることが、自分にとっては何よりの財産だと思う。